ロボットの紹介

要介護者に機能訓練が必要なたった1つの理由

「機能訓練」に関する興味深いデータをご存知でしょうか。
鈴川芽久美氏らによる論文(2011)によると、介護が必要な状態にある高齢者の場合、何も対策をしないと「運動機能」の顕著な低下が報告されています。

論文では、おおよそ6カ月間で要介護者は、食事や洋服を着る、トイレをするなどのセルフケア機能が42.9%低下すると報告をしています。
そのほか「排泄コントロール」が13.1%、「移動・移乗」が32.0%の割合で、機能低下をすることがわかっています。

この結果から「要介護者は、積極的に機能訓練を行うことが重要」だといえるのではないでしょうか。
この論文ではADLの機能訓練の重要性に言及されていますが、QOLを低下させないためにも、自立的な生活をつかさどる「IADL訓練」も同様に重要です。

要介護認定を受けた場合には、しっかりと機能訓練に取り組んでくれる「良質な機能訓練施設」を選ぶことが大切です。

「希望の家」では、歩行改善・手指動作回復・運動機能や認知機能が向上する機能訓練に最適な「機能訓練ロボット」を各種導入しています。

そのため、要介護認定を受けた方の「QOLの維持・向上」に大きな期待ができます。

Honda社製・歩行アシスト

NEOFECT社製・RAPAELスマートグローブ

TANOTECH社製・TANO

機能訓練ロボットのご紹介

Honda社製・歩行アシスト

「歩行アシスト」は、二足歩行ロボット・ASIMOで培ってきた歩行理論を元に開発した歩行訓練ロボットです。
人が歩くときの股関節の動きをモーターに内蔵された「センサー」で検知することで、スムーズな歩行をサポートします。

歩行の機能訓練においては、「自分で歩いてみる」という意欲に加えて「歩けた!」という達成感が重要です。
その点、このロボットは「歩行へのモチベーション」「歩けたという達成感・やりがい」をしっかり感じていただけるので、機能訓練に最適です。

また、使用者ごとの歩行速度や可動範囲などの「データ解析」もできるので、段階的に歩行機能を高めていけます。

「気軽にお出かけやお散歩に行けるようになりたい」と考えている方にたいへんオススメの機能訓練ロボットです。

NEOFECT社製・RAPAELスマートグローブ

NEOFECT社が提供する「RAPAELスマートグローブ」は、手指・前腕・手首がスムーズに動かせるように訓練する機能訓練ロボットです。

このグローブの最大の魅力は「楽しみながら着実に機能訓練が行える」という点です。
「野菜を切る」などの日常的に発生する動作に加えて、釣りをする、卓球をするなど40種類以上ものアニメーションコンテンツがあり、バーチャル映像を見ながら「正しい手指の動き」を習得することができます。

アニメーションだけでなく、動きに応じて音やイメージなどのフィードバックが返ってくるので、日常的に発生する動作に必要な動きを習得しやすいのです。

また、歩行アシストロボット同様、ソフトウェア上で「レポート」を確認できます。
そのため、ご利用者の方のモチベーションアップにつながる点でも、とても良いです。
「今までと同じように、料理したり洗濯したりできるようになりたい」と考えている方に最適な機能訓練ロボットです。

TANOTECH社製・TANO

「TANO」は、脳トレや運動もできるレクリエーションソフトを備えたツールです。
外付けのセンサーにより「人が発する声」「身体の動き」をとらえて、テレビ画面に映し出すことで、「バーチャル映像」がダイナミックに動き出します。
「アニメーションが、自分の動きに連動するので面白い!」と、ご利用者の方からたいへん好評を博しています。

TANOには、身体を動かすゲームや声を発生させるゲームがあり、頭を働かせるクイズなどもあります。全部で数十種類以上のコンテンツが登録されています。魚釣りやお散歩の疑似体験、バスケットボールなどのゲームのほか、都道府県当てクイズなど、バリエーションも豊富です。

4mくらい離れていてもセンサーが反応するので、大勢で一緒に楽しむことができます。ちなみに、座ったままでも大丈夫です。

「ゲームで楽しみながら脳トレや運動をして認知機能も維持・向上したい」という場合にたいへんオススメできる機能訓練ツールです。

ご利用者の方の「運動機能」「認知機能」を詳しく確認したうえで、「最適な機能訓練ツール」をご提案いたします。
セラピストがサポートしながら無理なくトレーニングいたしますので、どうぞご安心ください。
私たちが「自分で何でもできるようなりたい!」と願うご利用者の方の想いに応えます。

機能訓練ツールで身体能力を向上させるまでの5STEP

Step1.ご利用者の方の現状把握

生活相談員が、ご利用者の方の自宅内における生活状況を確認するほか、担当ケアマネージャーからも今までの介護状況についてくわしく情報収集いたします。

Step2.機能訓練計画書の作成

情報収集した情報をもとに、お一人お一人に合わせた「機能訓練計画」を作成します。
盛り込む内容としては、以下の通りです。

  • ご本人やご家族の意向
  • 解決するべき課題
  • 短期・長期の目標
  • サポート方針
  • 取り組むべき機能訓練メニュー など

Step3.ご利用者の方/ご家族への説明と合意

「機能訓練計画」について、ご利用の方およびご家族に、わかりやすくご説明いたします。
疑問点や不明点があれば、何でもお聞きください。ご理解いただけるよう、何度でもご説明いたします。
内容についてご納得いただけましたら、機能訓練を実施していきます。

Step4.機能訓練の実施

セラピストをはじめとする指導スタッフが、機能訓練をサポートいたします。
機能訓練の進捗状況をこまめに管理しながら、適宜ご家族にもご報告いたします。

Step5.評価・訓練メニューの見直し(PDCA)

機能訓練の取り組み状況を観察し、随時評価します。
「このままのメニューでよいのか」「別のツールも併せて使用した方がよいのか」「このツールの使用頻度は増やすべきか」などといった具合に、きめ細かく確認します。
セラピストや訓練スタッフが、調整を行いながら、最適な機能訓練をサポートいたします。

上記のPDCAサイクルを繰り返していくことで、
段階的に、ご利用者の方の身体機能・認知機能を向上させていきます。

要介護認定を受けたご利用者の方の「なんでも自分でやりたい!」という想いに
私たちは全力で応えます。
お困りのことがあれば、些細なことでもお気軽にご相談ください。

「希望の家」へのアクセス

「自分で何でもやってみたい!」の気持ちに応えたい…
そんな思いの方は「希望の家」までご相談ください。

ロボットを活用して生活期の機能訓練を行う地域密着型デイサービス施設「希望の家」

営業時間 10:00~17:30(祝日無休:月~金)
電話番号 092-558-8829
アクセス 福岡県福岡市博多区南八幡町1-1-12
JR南福岡駅から徒歩7分
西鉄雑餉隈駅から徒歩7分
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